アンカースクリュー矯正(インプラント矯正)

アンカースクリュー矯正(インプラント矯正)

こんにちは院長の河合です。今回は当院で行っているアンカースクリューを用いた矯正治療(インプラント矯正)についてご紹介したいと思います。

インプラント矯正とは、アンカースクリュー(チタン製の小さなネジ)を一時的にあごの骨に埋入し、これを固定源として使用することで従来では難しかった歯の動きを可能とし治療期間の短縮やより確実な治療結果を得ることができる治療方法です。

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≪ メリット ≫

  1. アンカーロス(固定源となる歯が動いてしまうこと)を防ぐことができ、確実に歯を動かせるのでより良い治療結果が得られる。
  2. 歯を効率的に動かすことができるため治療期間を短縮できる。
  3. ヘッドギアなどのわずらわしい装置が不要なため患者さんの負担を減らすことができる。
  4. 抜歯をしないで治せる症例が増える。
  5. 従来外科手術が必要とされた症例も手術なしで治療できる症例が増える。

≪ デメリット ≫

  1. アンカースクリュー(矯正用インプラント)の埋入が必要。

などがあげられます。矯正用のインプラントは一般的なデンタルインプラントとは違い、直径1.6mm、長さ8mm程度の非常に小さなチタン製のネジを使用します。インプラントって聞くとなんか怖いなぁ~と思われる方も多いかもしれませんが、埋め込みは1~2分程度で終わるので全然大したことなかったと皆さんおっしゃいますよ!

こちらが使用している器具です。

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電動トルクドライバー『オルソニア』を使用しています。低速でブレずに過度なトルクもかからずきれいに埋入できます。通常のデンタルインプラントもこのくらい楽だったらいいなぁと思ってしまうほど楽に埋入できます。埋め込みには局所麻酔が必要となりますが虫歯治療より少量で済み、痛みもほとんどありません。治療が終わったら速やかに撤去しますが傷跡も残りません

実際の治療例を簡単にご紹介します。

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こちらの患者さんは左上6番目の歯が以前抜歯になってしまい、この欠損部の相談でいらっしゃいました。入れ歯、インプラントなどの選択肢がありますが、レントゲンを見てみると左上の7番目の歯があごの骨の中に埋まっていますので、せっかくある自分の歯を利用する治療をご提案しました。今回はこの埋伏歯を引っ張る目的でインプラント矯正を行いました。

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まず型取り、レントゲン撮影などを行い埋伏歯を引っ張りたい位置を決めます。これを元にアンカースクリューの位置を決め埋入します。

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レントゲン写真です。隣の歯にぶつからないよう埋入しなくてはなりません。

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そして上の埋伏歯にも器具を取り付け、ゴムで少しづつ引っ張ってきます。

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目標の高さまで出てきたら、手前の歯にも部分的に器具やワイヤーを取り付け最終的な位置を調整していきます。

 

こちらは別の症例です。

通常の矯正治療にインプラントを利用しています。まだ埋入直後なので、これからインプラントにゴムをかけて本格的に歯を動かしていきます。インプラントを併用することでスペースを無駄なく、スピーディーに歯を動かすことができますよ。

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今後、治療経過や治療後の状態などご紹介させてもらいたいと思っております。

このように、矯正用インプラントの埋入はインプラント専門の歯科医師が行い、実際に歯を動かしていくのは矯正専門の歯科医師が、口腔内の衛生管理は歯科衛生士が、連携して患者さんの口腔内を総合的に捉えて治療を行っていくのも当院の特色の一つです。

矯正用インプラントの料金は、1本15,000円(投薬、撤去料含む。矯正料金は別途。)で行っております。

普段あまり耳にしない治療法かもしれませんが、現在インプラント矯正は非常に有用な治療法の一つとなっており、矯正治療のオプションとして一般的に使われるようになってきました。ぜひ参考にしていただければ幸いです。


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