こんにちは院長の河合です。札幌もかなりワクチン接種が進んできましたね!私を含め当院のスタッフも大きな副作用なく全員ワクチン接種が無事に終了しております。
最近、長く続いているマスク生活の為でしょうか、「今のうちに前歯を綺麗にしたい。歯並びを治したい。」と相談にいらっしゃる患者さんが多い気がします。コロナ禍だからこそ全身とお口の健康に気を付けたいですね。
そこで今回は当院における審美歯科治療の流れ(補綴修復編)を最近の治療例を紹介しながらご説明したいと思います。
①前歯を綺麗に治したいとの主訴で来院された方、治療前の状態です。初日は治療のご希望などお話を伺い、口腔内診査、口腔内やお顔の写真、レントゲン撮影、歯周組織検査など資料をとらせていただきます。
不適合な補綴物や充填物、右上犬歯の転位、
高さの不揃いな歯肉、メタルタトゥー(歯肉の黒ずみ)などの問題点が挙げられます。
②二日目に、治療計画の説明、概ねの治療期間、費用、最終的な治療のゴール等について話し合います。
Simulationソフトを活用して、ご自身の顔貌に合わせた最終的な歯の形態や色などを相談しています。
歯だけを診るのでなく、顔全体から理想的な歯や歯茎のラインを決定していくことが重要です。
歯の形態や色もPC上で好きにいじれますので好みの歯を選んで頂きます。先に矯正治療にて歯並びを改善した方がベストですが、期間や費用など相談の上、今回は矯正は行わず補綴のみで治療を行うことになりました。
③実際の治療開始です。今回はまず不良補綴物を除去し仮歯の作成、必要な部位に根の治療を行い、金属の土台をグラスファイバーの土台に交換させて貰いました。
その後、不揃いな歯肉の高さや形態の修正、歯肉の黒ずみの除去などを行います。相談の上、今回は右上の転移歯は抜去することにしました。
このように歯周形成を行い、『歯茎を整えること』は最終的な補綴物をよりキレイに長持ちさせる為に非常に重要です。
もちろん歯周形成が不要なケースもありますし、外科的な処置を望まない方にはある程度妥協的な方法にて最終目標を設定します。
抜歯した部位は歯茎が凹んだ形となり審美性が損なわれる為、同時に口蓋側からCTG(結合組織移植)を行い軟組織のボリュームを増大させました。
④プロビジョナル(最終補綴物に近い仮歯)を作製します。
最近ではプロビジョナルもファイナルも光学印象にて型取りを行えるケースが増えてきました。
デジタルの方が何かと便利でスマートで良いですね~。適合もバッチリ。
プロビジョナルを装着します。ここまで来るとゴールが見えてきて、患者さんも我々も嬉しくなってくる頃です。
プロビを使用していただきながら最終的な歯の形態や色などを再度相談し、ファイナル作製に進みます。
⑤最終補綴物を作製、装着します。
前歯5本はオールセラミック、右上3番目はダイレクトボンディングにて審美的に仕上げました。
治療前後の比較です。
ただ単にセラミックで被せればよいというものではなく、その土台となる歯の根の治療や歯茎の状態をしっかり整えることがより審美的で長期的な安定を得るために大変重要です!
…とは言え、患者さんの協力無しに良い治療結果を得ることはできません。頑張って通ってくれた患者さんに感謝ですね。
最後に最近の出来事について。
先日、皆で鬼滅に。小児が喜んでくれると思ったのですが大人の方がテンション上がってました🔥
休日はネコとゴロゴロ。癒されます😸
皆さんは長引く自粛生活どのように過ごされているでしょうか??何か自粛期間中にしかできないことを見つけてやってみるのもいいかもしれません!
先日、オンラインにて趣味のギターで好きなロックバンドの方々と共演させてもらいました🎸
河村隆一さんと診療後そのまま参加した私 w
SUGIZOさんとギターソロを。
真矢さんと。
やはり楽器は良いですね~。当院の近くには大谷大学があるので音楽関係の患者さんも多いです。こんなことができるのもある意味コロナのおかげかもしれませんね。まだまだ大変な日々が続きますが、前向きに頑張っていきましょう!
今年も半年が過ぎ、札幌も夏らしい気候になってまいりました🌞 今年もマスク生活の夏ですが皆様ご健勝にてお過ごしください。