こんにちは院長の河合です。6月で当院も開院して1年8ヶ月が経過しました。
先月末、ついに記念すべき1000人目の患者さんが来院されました!またまた勝手ながらプレゼントとお祝いをさせていただきました!
多くの患者さんに支えられ応援していただき、ここまで来たのだなぁと感謝の思いが込み上げました。
そして、開業からこれまで一人も欠けることなく毎日頑張ってくれたスタッフの皆にも心から感謝です。これからもより多くの患者さんに喜んでいただけるよう、またスタッフ皆が楽しく仕事ができるような医院づくりに全力で取り組んでいきます!
開業祝いでいただいた胡蝶蘭が今年も綺麗に3回目の花を咲かせました。胡蝶蘭はお祝いでいただく機会が多いと思いますが皆さんも試しに育ててみてはどうでしょうか、意外と長持ちしますよ!
話は変わりまして今回のデンタル通信は、保険の一般診療のお話を少ししてみようと思います。
当院ではむし歯治療、根の治療、歯周病の治療、義歯治療など基本的な治療はほとんど保険診療で行っております。地域に根ざし、保険の一般治療を正確に行うことで地域医療に貢献してまいりたいと考えております!
1、保険のむし歯治療
歯と歯の間までむし歯が進行してしまった場合、以前はすぐに銀歯または白い歯にしたい場合は保険外ということが多かったのではないでしょうか?
銀歯など、型取りして詰め物を作る場合には健康な歯の部分も削らなくてはならないことが多いです。最近ではできる限り歯を削らず白い詰め物で対応することが保険診療でも可能です。
こちらは先日、保険の白い詰め物(コンポジットレジン)で治療を行った症例です。
昔はこのような症例の場合、銀歯が一般的でした。歯と歯の間にまで及ぶ大きめのむし歯でも、殆どのケースでこのようにできる限り歯を削らず、白い歯で治療を行うことが可能です。
こちらの症例は前歯のむし歯治療で、保険の詰め物を行いました。
保険の白い詰め物は使える色や種類に制限があります。保険外の材料に比べて耐久性や審美性はやや劣りますが、保険の材料も最近はかなり質が向上しておりますのでそれなりに綺麗にすることは可能ですよ。
2、保険の入れ歯治療
入れ歯でお困りの患者さんはやはり多いですね。特に近年では様々な治療を行ってから最終的に総義歯にたどりついてしまった患者さんが多く、顎が極度にやせてしまって以前より条件の悪い総義歯患者さんが増加しているように感じます。
こちらの患者さんは口を開ける度に義歯が浮いてきて、まともに食事ができないとお困りでした。当院にいらっしゃる前にも何件かの医院で義歯を作ったがやはり浮いて外れてしまうとのことでした。
顎が極度にやせてしまっていること、舌の後退、口唇圧など、かなり条件が悪いことが伺えました。
このような条件の悪い症例でも義歯辺縁の位置、義歯の形態、咬合を適切に付与してあげると、下の総義歯でもかなりのケースで吸着(義歯が吸盤のように歯茎に吸い付く)を得ることが可能です。
こちらの患者さんは、古い義歯の床縁を適切な位置まで延長し、咬合の修正を行い、安定したところで新しく保険の総義歯を作製して差し上げただけです。大きく口を開けても上下ともに義歯は動きませんし、外れないどころか指で引っ張っても吸盤のようにくっついている状態です。お肉なども咬むことができるようになり大変喜んでいただきました。
このように『基本的な保険治療を正確に行うことは大変重要』なことだと考えております。
先日、遠方より通院してくださっている患者さんからトマトを送っていただきました。あまりにも立派なトマトだったので写真を撮ってしまいました笑。
スタッフ皆でおいしくいただきました!ありがとうございます!
北海道も寝苦しく暑い日々が続いております。皆様お元気でお過ごしください。
追伸. 当院の開院とほぼ同時に家族の仲間入りした我が家のマルチーズ(まるる君)も今月2歳を迎えます。(サムネイルの写真)