こんにちは院長の河合です。連日のW杯盛り上がっていますね！⚽
私も中学からサッカー部に所属しており、先日久しぶりに大学サッカー部の仲間とOB戦に出場しました。日頃の運動不足のため試合後は両足がガタガタで翌日の診療はかなりつらいものがありましたが、やはり久しぶりに会うみんなとのサッカーは楽しいです。
先日の日本代表のセネガル戦は感動しました。中学時代、サッカー部の監督が中３の最終戦で強豪校と対戦した際に『相手より才能も劣り、体格も劣り、技術もスピードも劣り、それでもサッカーでは勝つ方法がある。それはファイティングスピリット（闘争心）だ』と言っていたのを思い出しました。決勝トーナメントでも最後まであきらめずに勇猛果敢に走り続けてほしいです。
サッカーの話は長くなるので止めます笑。最近、歯並びのご相談で通常のワイヤー矯正よりもインビザラインでの治療を希望される方が非常に増えております。芸能人も治療しているとのことで大人気のようですね。
しかしどんな人でもインビザラインで治療ができるのでしょうか？以前も紹介したように、現在では外科矯正以外、ほとんどの症例がインビザラインで矯正が可能と言われてはおりますが、全ての患者さんに適用とは私は考えておりません。ワイヤーを用いた方が断然有利な場合も多数ありますし、インビザラインだけで厳しい症例はワイヤーを部分的に併用させてもらっているのが現状です。さらに矯正専門の歯科医師と検討して総合的に判断しています。
特に抜歯が必要なケースはマウスピース矯正では厳しいと言われておりました。もちろん抜歯が必要なケースは難易度が高い治療ですが、アライナーの素材やアタッチメントの改良などにより症例によってはインビザライン単独でも十分に可能な場合もあります。
先月、当院でインビザラインでの抜歯矯正が終了した症例を一部ご紹介します。
前歯の歯並びと口元の突出した状態を改善したいとのことでご相談にいらっしゃいました。当院ではなるべく抜歯を行わない計画を立てるようにしておりますが、セファロ等の分析結果や仕上がりの状態、患者さんのご希望などを総合して今回は抜歯矯正をご提案しました。
インビザライン治療前（2016.11.21）の状態です。
コンピューター上で治療計画を立案していきます。
インビザラインでは下のように奥歯が空いてしまうエラーにしばしば遭遇します。治療計画での工夫や顎間ゴムの併用などが必要になります。当院は矯正の専門医も在籍しておりますが、インビザラインで何かエラーが生じた場合、『ワイヤー矯正でリカバー』できる医院で治療を行うことも重要な点だと思います。
インビザラインではこのプランニングが非常に重要ですので、時間をかけてアライン社から送られてきた治療データを何度か修正していきます。
治療計画が完了しました。あとは患者さんに使用時間をしっかり守ってアライナーを使用していただきます！
インビザライン終了時（2018.6.4）の状態です。
アライナー４７枚。上下第一小臼歯４本抜歯。治療期間１年７カ月。IPR無し。追加アライナー無し。
治療前後の比較です。このように症例によって、抜歯矯正でもインビザラインのみで比較的短期間でリファイメント（治療の延長）もなく計画通り治療を終えることができます。やはり透明な装置で治せるというメリットは大きいですよね。
インビザラインのみで予想より早く矯正治療が終わり、見た目はもちろん食事がしやすくなったとのことで大変喜んでいただきました。治療が終わった患者さんから喜びの言葉をいただくのが歯科医師として何より嬉しいものです！
少し前の話ですが、平昌オリンピックで銅メダルに輝いたカーリング女子の選手たち。素敵な笑顔が印象的でした。
ただ私が気になったのは、彼女たち全員の歯並びの良さです！（職業病か？）元々素敵な笑顔がさらに輝いて見えました。やっぱり歯って大事だなーと思いませんか？
最後に最近の出来事。育休中のスタッフが赤ちゃんを連れて遊びに来てくれました！衛生士学校卒業からのスタッフが母親になるなんて感慨深いですが嬉しいですね。
赤ちゃんを抱っこして癒されるおっさんの図。
治療だけでなく産休や育休もスタッフ達が安心してとれる職場環境を作っていくのも大切な仕事の一つなんだなぁと実感しました。
私が大学進学で札幌に来た頃（２０年前）はからっとした晴天が続くこの時期でしたが、最近は本州の梅雨のようなすっきりしない天候が続いていますね。皆さんご健勝にてお過ごしください。
